三好仏具店・七福堂 吾妻軒

29:「三好仏具店」 【銀座通り商店街】

・時代に合わせたスタイルで

1951(昭和26)年創業の三好仏具店。
3代目の三好武義(たけよし)さんと4代目の正朗(まさあき)さんがのれんを守っている。
店内には仏壇や仏具がずらり並び、上品な白檀の線香の香りに思わず手を合わせたくなる。

時代の流れとともに、和室のないマンションや、仏間のない家が多くなり、仏壇も小型化している。
そんな時代に合わせ、現代のインテリアにマッチするタイプや家具調のもの、彫りが特許になった伝統工芸的なものまでさまざまな種類や大きさの仏壇を取り揃えている。
材質も高級感のある黒檀をはじめ、紫檀、さくらなどと多種。「時代や生活様式が変わっても、ご先祖様を大事にしていただきたいですね」と正朗さんはしみじみと語る。

小型の仏壇は、仏具などフルセットで10万円から。
仏具は宗派により異なるため、確認して相談を。このほか、数珠の糸の交換などといった細かい修理も相談に乗ってくれる。

人気の商品は、仏壇に供える「故人の好物シリーズ」。
お酒やケーキ、だんご、すしなどを模った香り付きのローソクで、種類は多彩。
「亡くなられた人が好きだったものを供えてあげてください」と、武義さん。

店の奥の壁飾りは、貴重な伊勢型紙。
3代目の奥様の実家が由緒ある染物屋で、店の宝物となっている。

【メモ】
瀬戸市朝日町9
営業時間:午前10時~午後7時
営業日:水曜日
TEL:0561-82-5001
名鉄尾張瀬戸駅から東へ200メートル。
銀座通り商店街東口近く

3代目の三好武義さん 【写真をクリックで拡大】

3代目の三好武義さん 【写真をクリックで拡大】

人気のローソク「故人の好物シリーズ 【写真をクリックで拡大】

人気のローソク「故人の好物シリーズ 【写真をクリックで拡大】

店の外観 【写真をクリックで拡大】

店の外観 【写真をクリックで拡大】

30:「七福堂 吾妻軒」 【銀座通り商店街】

・薄皮パリパリのたい焼きに瀬戸焼そば

瀬戸市深川町の深川神社前の参道西側に2012年8月にオープンした「七福堂 吾妻軒」。
こだわりのたい焼きやみたらしだんご、瀬戸焼そば、お好み焼きなどといった「粉もん」を提供する。

先代の吾妻軒は、銀座通り商店街の一角にあった映画館の前で、焼きそばやお好み焼き、赤飯、おだまきなどを売っていた。
この界隈が幼いころからの遊び場で、深川幼稚園、深川小学校、本山中学校出身の店主・安藤義久さんは、先代からの粉やその配合などのノウハウと、さらに独自の探究心からのメニューを加えて店を盛り立てている。

お勧めは、薄皮パリパリのたい焼き(120円)。
型からはみ出す羽根の部分をわざとつくって添えて、カリッとした食感も楽しんでもらう。
頭から尾っぽまでしっかりと入っているつぶあんやクリームがうれしい。
甘辛のみたらし(80円)、くるみだれの一口五平もち(130円)、たませんはリーズナブルで近所の子どもたちにも人気のおやつだ。

新作の「せとこま焼」は、深川神社に奉納された狛犬がモチーフになっている。
ふわっとした生地にあんことクリームが並んで入り一度に両方の味が楽しめてうれしい。

同店は、ご当地B級グルメ「瀬戸焼そば」でまちおこしをする団体「瀬戸焼そばアカデミー」にも加盟。
「以前は宮前焼そばだったけど、みんなが瀬戸焼そばでまちおこしをと頑張っており、一緒に盛り上げたい」と、瀬戸焼そば(400円)もメニューに加えた。
息子が好きというマヨネーズをかけた「スペシャル」(400円)と、激辛の「台湾風」(500円)もある。
店内で食べられるほか、テイクアウトもできる。

【メモ】
瀬戸市深川町13
営業時間:午前10時半〜午後6時
定休日:不定休
TEL:0561-89-5070
深川神社前、参道西側角

たい焼きを焼く生粋の瀬戸っ子、安藤義久さん 【写真をクリックで拡大】

たい焼きを焼く生粋の瀬戸っ子、安藤義久さん 【写真をクリックで拡大】

薄皮でパリパリのたい焼き。羽根の食感も楽しんで 【写真をクリックで拡大】

薄皮でパリパリのたい焼き。羽根の食感も楽しんで 【写真をクリックで拡大】

深川神社前の参道に店を構える七福堂吾妻軒 【写真をクリックで拡大】

深川神社前の参道に店を構える七福堂吾妻軒 【写真をクリックで拡大】

番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。
メール info@845.fm
FAX 0561-97-0845

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瀬戸ぎんざ灯り工房

28:「瀬戸ぎんざ灯り工房」 【銀座通り商店街】

・生活空間の中の灯りを提案

「生活空間の中の灯り」を提案するお店。
瀬戸まちづくり会社が運営する商店街ギャラリー「かわらばん家」内のバーナースペースに開き、和紙作家で、独自ブランド「新月の和紙」を使った室内装飾品を創作するアーティストでもある近藤和子さんが主宰する。
店内には、手漉き和紙をシェードなどに利用したスタンドライトやテーブルライトをはじめ、1800〜1900年代のアンティークの照明器具などが並んでいる。

すべて手作りにこだわる近藤さんは、和紙の原料となるクワ科の落葉低木「コウゾ」の栽培から、伐採、皮はぎ、紙漉きまで一貫して作業する。
植物が最も乾燥するとされる冬場の新月に伐採したコウゾを漉いて作られたものが「新月の和紙」で、木材に水分やバクテリアが少なく、強度があり、形状保持力に優れるという。
木材の繊維が硬くて作業は大変だが、「木そのものが紙に変化したような表情豊かな和紙に仕上がり、作品に生かしている」と近藤さん。

和紙作品のほか、日本古時計保存協会会長で、アンティークコレクターの戸田如彦(ゆきひこ)さん=瀬戸市在住=のアンティークの灯りなど、こだわりのコレクションも時季に合わせて飾られており、コレクターやそれぞれの愛好家らが遠方からも訪れるという。

これまで7年間、すぐ近くの古民家「久米邸」内にギャラリー兼工房を構えていたが、2013年4月に場所をこちらに移した。
これを機に、さまざまなジャンルの作家による教室や講座などを開き、「ものづくり」を見せる演出を工夫している。
「生活を彩る提案をしていきたい」と、近藤さんは話している。

■作家によるワークショップ
「ステンドグラス教室」小物からランプまで、好みのガラスでオリジナル作品を作る。
「ペーパークイリング講座」細長い紙をくるくる巻いてパーツを作り、そのパーツを組み合わせて作品を作る、不思議で素敵なクラフト。
「カルトナージュ講座」フランスで誕生した手芸。
フランスやイギリスの柄洋紙や布を使って雑貨を作る。

【メモ】
瀬戸市朝日町36
銀座通り商店街西側入り口から2軒目、かわらばん家内
営業時間:午前10時〜午後5時
定休日:水曜日
TEL:090-2266-6401

番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。
メール info@845.fm
FAX 0561-97-0845

「素敵な灯りは生活を彩りますよ」と近藤和子さん 【写真をクリックで拡大】

「素敵な灯りは生活を彩りますよ」と近藤和子さん 【写真をクリックで拡大】

灯り作品が並ぶ店内 【写真をクリックで拡大】

灯り作品が並ぶ店内 【写真をクリックで拡大】

「瀬戸・ぎんざ灯り工房」が入る商店街ギャラリーかわらばん家 【写真をクリックで拡大】

「瀬戸・ぎんざ灯り工房」が入る商店街ギャラリーかわらばん家 【写真をクリックで拡大】

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今週のダイジェスト放送(12月29日)

・南西部商業協同組合(12月23日~12月27日放送分)

毎週日曜日はその週に放送したものを
まとめたダイジェスト版をお送りしています。

【収録内容】

「オザキカメラ」 (12月23日放送)
「美乃すし」 (12月24日放送)
「加藤スポーツ」 (12月25日放送)
「長嵜不動産」 (12月26日放送)
「エンジラ」 (12月27日放送)

当日の放送はこちらから↓

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インド・ネパール料理 エンジラ

27:「インド・ネパール料理エンジラ」 【南西部商業協同組合】

・スパイス多彩 本場のカレー

ネパール出身のセダイペレム・バハウラさん(34)の店「エンジラ」。
本場のネパールカレーとナンが評判のレストランだ。
入り口では神聖な動物とされるゾウの置物が出迎え、店内に一歩入ると飾られた色鮮やかな仏画やヒマラヤ山脈の写真に目を奪われる。

農家に生まれたバハウラさんは、ネパールで20歳から料理人として働いた。
家計を助けるため、2008年に来日。
大阪府高槻市のネパール人の経営する料理店を経て、2012年に瀬戸で念願の店を開いた。
店名の「エンジラ」は母国に残した6歳の愛娘の名前だ。
「会いたいが、まだまだ日本で頑張らなければ」と、いつか家族で一緒に過ごせる日を夢見ながら料理に探求の日々を送る。

看板は20種類以上の香辛料を使い分けて作るネパールカレー。
インドカレーよりもマイルドで、本場では素材に豆を使うことが多いのが特徴という。
「香辛料は漢方薬として知られるものばかりで体にもいい。それでも、日本のカレーに比べればかなりスパイシーですよ」とバハウラさん。
店で出すカレーは甘口のほか、普通〜超激辛まで5段階で選べる。

人気は「ほうれん草チキンカレー」。
さらっとした口当たりだが具材とスパイスとの調和が味わい深く、体の芯から温まってくる。
ネパールではポピュラーという、ひき肉と豆の「キーマカレー」もよく出る。

カレーに合わせるのは小麦粉で作るナン。
チーズを練り込みハチミツを塗った「チーズナン」がお勧めで、ほかにニンニク入りやシンプルなプレーンなど9種類がある。
カレーとの好みの組み合わせを見つけるのも楽しい。

ランチタイム(午前11時〜午後3時)には、5種類のカレーから選べるセットメニュー(800円〜1190円)がお勧め。
「若い人を応援したい」と、料金だけを下げた「学生セット」(690円)ほか、対象が10歳以下の「キッズセット」(550円)などもある。
セットメニューで選べるナンとライスはお替り自由。

ディナーには20種類のカレーを用意している。
鶏肉を香辛料などに付け込んで焼くタンドリーチキンやチキンティッカなどといった一品料理もある。

バハウラさんは、「ネパール人は、初めて会う人も会ったその瞬間から友だちになれてもてなすことができます。
世界で一番自慢できるところ」と、誇らしげに話した。

【あゆみ】
2008年に来日。
瀬戸市では11年に愛知環状鉄道「瀬戸口駅」近くに店を構えた。
翌年3月に現在の場所に移りリニューアルオープンした。
店では独立を目指す若いネパール人スタッフ2人が腕を磨いている。
バハウラさんは日本で妻と長男(8ヵ月)の3人で暮らしている。

【メモ】
瀬戸市幡野町345-5
県道209号「幡野町」交差点南へ100メートル
電話0561-21-3801
営業時間:午前11時〜午後3時 午後5時〜10時(1月1・2日を除き無休)

番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。メール info@845.fmFAX 0561-97-0845

窯で焼き上げる前のナンを巧みに引き伸ばすセダイペレム・バハウラさん。ナンの形はネパールの形だという 【写真をクリックで拡大】

窯で焼き上げる前のナンを巧みに引き伸ばすセダイペレム・バハウラさん。ナンの形はネパールの形だという 【写真をクリックで拡大】

左からほうれん草チキン、チキンカレー。丸形はチーズナン 【写真をクリックで拡大】

左からほうれん草チキン、チキンカレー。丸形はチーズナン 【写真をクリックで拡大】

エンジラの店構え 【写真をクリックで拡大】

エンジラの店構え 【写真をクリックで拡大】

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長嵜不動産

26:「長嵜不動産」 【南西部商業協同組合】

・大切な資産 信頼に応え

「命の次に大切な財産、不動産にかかわる仕事。人のためになると志を持ち、信頼に応えたい」。
長嵜不動産創業者で社長の長嵜正夫さん(60)は、モットーをこう語った。

長嵜さんは瀬戸生まれの瀬戸育ち。
工業大学を卒業後は、鉄鋼会社に就職した。
入社2年目に労災事故に遭い、「危険な仕事はできない…」と、自分の責任でできる不動産業への転身を決意した。
1979年に姉の経営する不動産会社に入って学び、1986年に創業。
90年に現在の場所に社屋を建て、不動産売買、賃借の仲介サービスで得意先を広げてきた。

「右肩上がりだったバブル経済がはじけたのが社屋を建てた90年。土地登記の動きが消え、地価は暴落。土地の転売で利益を上げていた大手不動産会社が痛手を受けたり、金融機関が破綻したりと、大変な時代だった」と、当時を振り返る。
バブル崩壊にともなう痛手は都心部での話。
瀬戸では不動産業界が打撃を受けるほどの余波は届かなかったという。
ただ、バブル経済始まりのプラザ合意(1985年)で急速な円高が進み、輸出関連の陶磁器業界は大打撃を受けた。
「陶磁器工場がマンション建設用地になるなど、社業を通して地場産業の衰退を垣間見ることになった」と話す。
まちの開発は陶磁器工場の多かった東から西へと進んでいる。
瀬戸の地価は比較的安く、土地は若い人にも求めやすいという。
「若い人にも住みやすい魅力あるまちづくりも必要なこと」と長嵜さん。
一方、高齢化社会に移行する中で、資産を持った人も増えており、「眠った資産をうまく不動産活用していく時代でもある」と言及する。

「不動産屋はちょっと…」と、入りづらいイメージがあるが、長嵜さんは「税務・法律・建築に至るまで、不動産から派生する生活全般の情報提供ができる店。気軽に訪ねて」と呼び掛ける。
「お客さんに喜んでもらえ、まちの活性化にも貢献する不動産屋にしたい」。
そんな商売をこれからも続けていくつもりだ。

【あゆみ】
1986年に創業。
90年、緑町に自社ビルを建て移転。
長嵜さんは、多様な不動産ニーズに対応する専門知識を持つ、不動産コンサルティング技能登録(認定)者

【メモ】
瀬戸市緑町2-1 パレスグリーン1F
電話0561-21-6406
営業時間:午前9時〜午後7時(不定休)
県道209号「緑町」交差点すぐ西

番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。
メール info@845.fm
FAX 0561-97-0845

「気軽に相談を」と呼び掛ける長嵜正夫さん 【写真をクリックで拡大】

「気軽に相談を」と呼び掛ける長嵜正夫さん 【写真をクリックで拡大】

自社ビル1階の長嵜不動産 【写真をクリックで拡大】

自社ビル1階の長嵜不動産 【写真をクリックで拡大】

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加藤スポーツ

25:「加藤スポーツ」 【南西部商業協同組合】

・生涯、スポーツに挑戦を

瀬戸市中心地区から愛・地球博記念公園に通じる県道209号沿いにある「加藤スポーツ」(緑町)。

店内はいつも、部活帰りの高校生や愛好家らでにぎわっている。
部活用品や野球、サッカー、卓球、テニス、グラウンドゴルフなど幅広い商品を取り扱い、競技者を支え地域のスポーツ振興に尽くている。
スポーツ大会などの後援も積極的に行い、掲示板コーナーを作って大会の告知や結果などの情報も発信。
「好成績を収めた高校生が報告にきてくれることも多いですよ」と、2代目の加藤徳太郎さん(64)は目を細める。

1949(昭和24)年、旧市街地の陶生町に「加藤運動具店」として創業した。
菱野団地ができるなど地域開発が進む緑町に支店「加藤スポーツ菱野店」を開いたのは81年。
創業店を閉めた2005年以降、本店として加藤さんがのれんを守っている。

モットーは、「市民へのスポーツ普及とまちの活性化」と、加藤さん。
学生時代から続けているテニスをはじめ、各種スポーツ用具の知識を基に、初めて競技をする人にも使い方やメンテナンスの方法を丁寧に説明。
要望があれば競技団体を紹介したりもする。

近年は、子どもからお年寄りまで気軽にプレーできる「ニュースポーツ」を通じた健康づくりも注目を集めている。
加藤さんによると、軽くて扱いやすい道具、簡単なルールが基本になっているという。
例えば、「ミニテニス」。
バドミントンのコートで、ネットの高さは1メートル。
サーブ、レシーブともに必ず1バウンドしてから打つルール。
テニスラケットよりもひと回り小さなラケットでビニールボールを打ち合う。
同じコートで羽根の付いた平たいボールを素手で打ち合う「インディアカ」というスポーツもあるそうだ。

加藤さんは、「子どもたちにいろんなスポーツを体験させることは大事」。
一方、高齢社会にあってはお年寄りにもスポーツへの挑戦を勧める。
特にニュースポーツは生涯スポーツとして健康や生きがいづくりにつながるほか、「介護予防などにも大いに貢献することが期待される」と、地域に根差すスポーツ用品店の意義を語る。

【あゆみ】
1949(昭和24)年に先代の加藤九三(くぞう)さんが創業。
2代目の徳太郎さんは大学卒業後、サラリーマンとなったが25歳で店に戻り、家業を手伝うように。
81年に菱野店を出し店長となる。
創業店は2005年に閉店、菱野店を本店として現在に至る。
13年12月現在、外装を改装中。

【メモ】
瀬戸市緑町1-17
電話0561-84-1323
県道209号「緑町」交差点北西へ20メートル
営業時間:午前10時〜午後7時(火曜休み)

番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。
メール info@845.fm
FAX 0561-97-0845

瀬戸市のスポーツ振興を下支えする2代目の加藤徳太郎さん 【写真をクリックで拡大】

瀬戸市のスポーツ振興を下支えする2代目の加藤徳太郎さん 【写真をクリックで拡大】

部活用品やニュースポーツの商品が並ぶ店内 【写真をクリックで拡大】

部活用品やニュースポーツの商品が並ぶ店内 【写真をクリックで拡大】

店内に設けたスポーツ大会などのお知らせコーナー 【写真をクリックで拡大】

店内に設けたスポーツ大会などのお知らせコーナー 【写真をクリックで拡大】

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美乃すし

24:「美乃すし」 【南西部商業協同組合】

・もてなしの料理 心も満たす

瀬戸市中心部から南へ伸びる県道209号「幡野町」交差点を東に入ったところにある食事処「美乃すし」。
新鮮なネタのすしを、居酒屋のような多彩なメニューとともに安価で提供する。
平日の昼、夜でも満席が珍しくない、人気店だ。

1966年に市内で創業し、77年に現在の場所に移った。
創業者は澤村強平さん(69)。

澤村さんは、2人の兄とともに朝日町にあったうどん屋の老舗「朝竹」(現・志庵)で修業を積んだ。
3人の夢は、それぞれが店を持つこと。
夢がかない兄はそれぞれ市内で「澤村屋」(現在は閉店)、「みの勝」の看板を掲げてうどん屋を開業。
すし職人に憧れていた強平さんは、さらに名古屋のすし店で学び、瀬戸に戻って念願のすし店を開いた。
屋号は出身地の岐阜県美濃市にちなんでいる。

「損して得取れ」。
強平さんは、林業を生業として実直だった父がいつもそう話していた、と振り返る。
「『もてなしの気持ちで、だれにでも喜んでもらえる公平な商売をしろ』。そういう意味だったと思います」。
その思いを胸に、きっぷがよくて朗らかな笑顔で客に対する妻の和洋(かずよ)さんとともに誠実に仕事に向き合ってきたことで、地域で愛される繁盛店となった。

強平さんとともに店を守る2代目の強治さん(43)は、父の仕事ぶりから店を継ぐことを自ら申し出た。
高校を卒業して名古屋のすし店で修業を積み、店に入って20年になる。
若女将の愛美さんがてきぱと動き店を盛り立てている。

強治さんは、父の味を引き継ぐとともに新メニューの開発にも余念がない。
げその天ぷらを酢飯のかわりにレタスで巻いた「げそレタスサラダ巻」は、生春巻きのイメージ。
つまみとしてつくり常連客に出したところ、「軽くていくらでも食べられる」と太鼓判を押され、店に出して看板メニューになった。
すし店では異色の「ホルモン(牛)鉄板焼」も好評だ。「お客さんの好みや声に耳を傾けたりしているうちに、すし以外のメニューも増えていった」と強治さん。

「値段が心配…」と、すし店は敷居が高いイメージを持つ人も少なくない。
昼にはすし2個と揚げだし豆腐などのメーンに小鉢、サラダ、漬物と、おかわり自由のご飯、みそ汁のついた「日替わり弁当」(680円)をはじめ、1000円札1枚で十分満足できるメニューを揃えている。
夜のメニューも一品料理300円から。
料金はすべて税込で表示。
店外の駐車場にも表示しており、安心してのれんをくぐることができる。

20年以上乗った自家用車を手放した際、常連客から「使わないから」と、中古の軽自動車を譲り受けて、強平さんは意を強くした。
わざわざタイヤを新品に替え、ガソリンも満タン。
しかも税金まで支払い済み。
「お馴染みさんとはいえ、ここまでしてくれる人がいるとは。涙が溢れるほど嬉しかった」と強平さん。
「お客さんが求めるのは何か。空腹を満たすのではなく、心を満たすことではないか」。
すっきりとした表情で日々、すしと向き合う。

【あゆみ】
1966年12月、瀬戸市今村地区で創業。
77年3月に現在地に移転。93年に店舗を全面改装した。

【メモ】
瀬戸市幡野町278-4
電話0561-82-8270 県道209号「幡野町」交差点東へ30メートル
営業時間:午前11時半〜午後2時、午後5時〜10時
日曜は午前11時半〜午後9時(水曜休み)

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FAX 0561-97-0845

店を切り盛りする澤村さん一家。左から和洋さん、強平さん、強治さん、愛美さん 【写真をクリックで拡大】

店を切り盛りする澤村さん一家。左から和洋さん、強平さん、強治さん、愛美さん 【写真をクリックで拡大】

人気メニュー「げそレタスサラダ巻」(750円) 【写真をクリックで拡大】

人気メニュー「げそレタスサラダ巻」(750円) 【写真をクリックで拡大】

牛の上ホルモンを玉ねぎとともにみそダレで炒めた「ホルモン鉄板焼」(1000円) 【写真をクリックで拡大】

牛の上ホルモンを玉ねぎとともにみそダレで炒めた「ホルモン鉄板焼」(1000円) 【写真をクリックで拡大】

店の外観 【写真をクリックで拡大】

店の外観 【写真をクリックで拡大】

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オザキカメラ

23:「オザキカメラ」 【南西部商業協同組合】

・写真と家電 初心に返り提案

県道209号愛・地球博記念公園瀬戸線(旧愛知青少年公園瀬戸線)沿いの緑町に店舗を構えるカメラとAVの「オザキ」は、1984年3月、陶原町の「オザキ写真店」の姉妹店として誕生した。
2代目の小崎修さん(57)が店を守っている。

「オザキ」はオープン当初から、写真専門店としての機能と、AV機器を中心とした家電販売の両面で事業を展開。
家電では、ソニーショップの形態を経て、現在はエディオングループとフランチャイズ契約を結び、カメラ店としての顔だけでなく、総合家電店としても地域に根付いている。

修さんは東京のカメラ量販店で物販営業の修業を積んで3年後に店に入った。
当時はフィルムカメラ全盛の時代で、フィルム販売や現像、プリントが主力商品だった。
ところが2000年代に入ると画像の電子記録化が始まり、デジタルカメラが一気に広がった。
同時に現像、プリントの専門店が相次いで姿を消し、「フィルムカメラの時代が終わった」と振り返る。
このため、デジタルカメラやビデオ、家電の販売にも力を入れるようになっていった。

先代が写真店として創業していることから近年、「今一度初心に立ち返り、うちにしかできない撮影技術の商品を」と知恵を絞っている。
そこで提案しているのが、「家族写真」と「生前遺影」だ。

きっかけは震災。
店内には機器を整備した本格的な撮影スタジオがあり、以前から注文を受けていたが、小崎さんは、「特に東日本大震災以降、家族写真を求める人が目立つようになった」と、家族の絆の大切さを考える時代の到来を実感する。

「生前遺影」は、突然の不幸では、葬儀に飾る故人の遺影に困る人が多い。「数十年も前の写真しかない」、「あっても病床に伏せてからのやつれた姿しか」という声がある。一方、デジタルカメラなどのデータで残された場合、家族が見つけるのは困難であることから、生前遺影は後世に残す重要な写真として、「元気な今、この時期に」と、提案している。

小崎さんは、「時代感覚を取り入れながら地域密着でこつとつとやっていきたい」と、地道に商売を続ける姿勢を強調する。

【あゆみ】
創業は1952年4月。
2代目の父、勲さん(故人)が名古屋市守山区で「オザキ写真店」として開いた。
3年後の10月に瀬戸市陶原町へ移転。
1984年3月に姉妹店として緑町に「カメラとAVのオザキ」を出店した。
現在、陶原町の店は写真館「オザキフォトストーリー」とし、修さんの弟、敦さん(56)と母、幸江さんが運営する。

【メモ】
瀬戸市緑町1の12
県道209号「緑町」交差点北西へ50メートル
電話:0561-84-3528
営業時間:午前9時〜午後8時(木曜休み)
陶原店/午前10時〜午後7時半(水曜休み)

番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。
メール info@845.fm
FAX 0561-97-0845

「時代感覚を取り入れた地道な商売を」と語る小崎修さん 【写真をクリックで拡大】

「時代感覚を取り入れた地道な商売を」と語る小崎修さん 【写真をクリックで拡大】

家電製品について説明する小崎さん 【写真をクリックで拡大】

家電製品について説明する小崎さん 【写真をクリックで拡大】

店の外観 【写真をクリックで拡大】

店の外観 【写真をクリックで拡大】

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今週のダイジェスト放送(12月22日)

・銀座通り商店街(12月16日~12月20日放送分)

毎週日曜日はその週に放送したものを
まとめたダイジェスト版をお送りしています。

【収録内容】

「お茶彦」 (12月16日放送)
「ウオズミ銀座薬局/noveRuga(ノベルーガ)」 (12月17日放送)
「ギャラリーもゆ/ラア マオマオ」 (12月18日放送)
「沖縄時間 瀬戸もやい処/中国雑貨 華蔵」 (12月19日放送)
「尾張屋/ナカイガラス制作所」 (12月20日放送)

当日の放送はこちらから↓

Posted in 14:お茶彦, 15:ウオズミ銀座薬局, 16:noveRuga(ノベルーガ), 17:ギャラリーもゆ, 18:ラア マオマオ, 19:沖縄時間 瀬戸もやい処, 20:中国雑貨 華蔵, 21:尾張屋, 22:ナカイガラス制作所, ダイジェスト放送, 銀座通り商店街 | Leave a comment

尾張屋・ナカイガラス制作所

21:「尾張屋」 【銀座通り商店街】

・旨味凝縮の乾物 日本食の伝統支える

1929(昭和4)年創業の尾張屋は、かつお節や昆布、干ししいたけなど乾物の専門店。
表面にかび付けをして熟成させた昔ながらの本枯れ節から、お得な業務用パックまで、幅広い品揃えを誇ります。

森良明さん・宏子さん夫婦は3代目。
日本食の伝統を支え続けています。

世界文化遺産にもなった「和食」に欠かせないのが「だし」。
だしは料理の基本。
日本人の心、DNAにも組み込まれているのではないでしょうか。

かつお・あじ・さば・あごだしなど、地方によって好みも違います。
また、煮物・用途によってだしも変わります。
本枯れ節や、厚削りを煮だしてコクのあるだしをとったり、ムロアジを使うなど、料理に合わせてだしを変えたり、だしを極めている和食の料理人や、こだわりのだしをとってお料理している人が好んで買い求めにいらっしゃるそうです。

乾物は栄養的にも優れています。
食物繊維や天日に干すことでビタミンDも、なんといっても旨味が何倍にもなります。
でも最近は、だしを取らない人が多くて残念・・・と宏子さん。
小学生の削り節体験などでも、かつお節を削り器でけずったりして大喜び!
削りたての削り節を食べてみてそのうまさにびっくりするそうです。
若い人も難しいと思わず、おしゃべりに来てください~。
おせち料理に必要な物がいっぱい揃っています。
丹波の黒豆、豆製品など良いものが入りますよ。
ぜひお気軽によってくださいね~。

銀座通り商店街の婦人部の銀座レディース会としても大活躍で、頼りになる宏子さんと、優しいご主人の良明さんがいつでもあたたかく迎えてくれますよ。

~基本のだしのとり方~
鍋に水を張り昆布を一晩浸しておく。火にかけてぐらぐらする前に出す。
削りたての花かつおをひとつかみいれて、火を消す。
だしが沈むのを待って上澄みを使う(キッチンペーパーで濾してもOK)。
黄金色のおいしいだしが出来上がります。
良いだしを取れば、ちょっとお塩を足しただけで上品でおいしいお吸い物ができますよ。

【メモ】
尾張瀬戸駅から東へ5分
営業時間:9時半~午後7時
営業日:水曜日
0561-82-2406

尾張屋外観 【写真をクリックで拡大】

尾張屋外観 【写真をクリックで拡大】

森良明さん(左)、宏子さん 【写真をクリックで拡大】

森良明さん(左)、宏子さん 【写真をクリックで拡大】

削り器でかつお節を削る宏子さん 【写真をクリックで拡大】

削り器でかつお節を削る宏子さん 【写真をクリックで拡大】

22:「ナカイガラス制作所」 【銀座通り商店街】

・きらめくガラスに熱い思いを込めて

ガラス作家である中井亜矢さんの工房&ギャラリー。
色鮮やかなガラス作品に光が当たり、レトロな商店街のイメージと合っていてとっても素敵な雰囲気です。

2012年6月、ナカイガラス制作所としてオープンしました。
工房でもあるということがわかりやすい名前にしたいと、敢えてレトロで堅い名前を付けたそうです。

店の奥にある青い電気窯で作品を制作しています。
窯の中は800度、ガラスを溶かして色を操る真剣な姿がかっこいい。
「写真に撮られるのが苦手」と、シャイで可愛らしい笑顔の亜矢さん。
言葉の中にガラスへ向ける情熱と、冷静でしっかりとした落ち着いた面を持ち合わせた素晴らしい作家さんです。

新世紀工芸館の研修を2年前に修了、商店街に工房を構え「人と関わりながら、自分のペースで作りたいものを納得いくように作っていきたい!」と意気込みを語ってくれました。
壁に掛かった薄いガラスを重ねた花器も使いやすくセンスが光ります。
お皿や箸置きには色も形も可愛いものと、シックな大人の雰囲気のものとがあります。
なんとも可愛い色のピアスやイヤリングも人気です。

ガラスの体験も。
とんぼ玉、フュージング(融合と言う意味でガラス工芸の技法のひとつ)、
世界にひとつだけの手作り作品を作ってみませんか?

【メモ】
尾張瀬戸駅から東へ5分
営業時間:10時~午後6時
営業日:金土日曜日
0561-58-3853

店主の中井亜矢さん 【写真をクリックで拡大】

店主の中井亜矢さん 【写真をクリックで拡大】

カラフルな指輪 【写真をクリックで拡大】

カラフルな指輪 【写真をクリックで拡大】

落ち着いた雰囲気の箸置き 【写真をクリックで拡大】

落ち着いた雰囲気の箸置き 【写真をクリックで拡大】

番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。
メール info@845.fm
FAX 0561-97-0845

当日の放送はこちらから↓

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