長嵜不動産

26:「長嵜不動産」 【南西部商業協同組合】

・大切な資産 信頼に応え

「命の次に大切な財産、不動産にかかわる仕事。人のためになると志を持ち、信頼に応えたい」。
長嵜不動産創業者で社長の長嵜正夫さん(60)は、モットーをこう語った。

長嵜さんは瀬戸生まれの瀬戸育ち。
工業大学を卒業後は、鉄鋼会社に就職した。
入社2年目に労災事故に遭い、「危険な仕事はできない…」と、自分の責任でできる不動産業への転身を決意した。
1979年に姉の経営する不動産会社に入って学び、1986年に創業。
90年に現在の場所に社屋を建て、不動産売買、賃借の仲介サービスで得意先を広げてきた。

「右肩上がりだったバブル経済がはじけたのが社屋を建てた90年。土地登記の動きが消え、地価は暴落。土地の転売で利益を上げていた大手不動産会社が痛手を受けたり、金融機関が破綻したりと、大変な時代だった」と、当時を振り返る。
バブル崩壊にともなう痛手は都心部での話。
瀬戸では不動産業界が打撃を受けるほどの余波は届かなかったという。
ただ、バブル経済始まりのプラザ合意(1985年)で急速な円高が進み、輸出関連の陶磁器業界は大打撃を受けた。
「陶磁器工場がマンション建設用地になるなど、社業を通して地場産業の衰退を垣間見ることになった」と話す。
まちの開発は陶磁器工場の多かった東から西へと進んでいる。
瀬戸の地価は比較的安く、土地は若い人にも求めやすいという。
「若い人にも住みやすい魅力あるまちづくりも必要なこと」と長嵜さん。
一方、高齢化社会に移行する中で、資産を持った人も増えており、「眠った資産をうまく不動産活用していく時代でもある」と言及する。

「不動産屋はちょっと…」と、入りづらいイメージがあるが、長嵜さんは「税務・法律・建築に至るまで、不動産から派生する生活全般の情報提供ができる店。気軽に訪ねて」と呼び掛ける。
「お客さんに喜んでもらえ、まちの活性化にも貢献する不動産屋にしたい」。
そんな商売をこれからも続けていくつもりだ。

【あゆみ】
1986年に創業。
90年、緑町に自社ビルを建て移転。
長嵜さんは、多様な不動産ニーズに対応する専門知識を持つ、不動産コンサルティング技能登録(認定)者

【メモ】
瀬戸市緑町2-1 パレスグリーン1F
電話0561-21-6406
営業時間:午前9時〜午後7時(不定休)
県道209号「緑町」交差点すぐ西

番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。
メール info@845.fm
FAX 0561-97-0845

「気軽に相談を」と呼び掛ける長嵜正夫さん 【写真をクリックで拡大】

「気軽に相談を」と呼び掛ける長嵜正夫さん 【写真をクリックで拡大】

自社ビル1階の長嵜不動産 【写真をクリックで拡大】

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