209:「勝谷商店」 【中央通商店街】
・ハイテク化が進む現代の畳畳の専門店である勝谷商店。瀬戸市内に畳専用の自社工場も持っているほどの規模だが、近隣の公共住宅に畳を入れている関係から、住宅リフォーム全般の仕事も請け負っている。供給先は多岐にわたる。愛知県住宅供給公社、瀬戸市営住宅、雇用促進住宅などが主となる。これら公共住宅に入れる畳はJAS2規格(※日本農林規格)の物で、価格がこなれていて、数も大量に用意しやすい中国産の畳が多く使われている。 「国産の畳はおよそ70%が熊本産となります」と話すのは店主の勝谷哲次さん。あまり知られていないが、国産の畳はサイドの糸が紫色ならば福岡産といったように、それぞれの色で産地がわかるようになっているとのこと。 近年ではいぐさ以外の素材を用いた近代的な畳も多く普及してきている。BCFナイロン畳は薄くて丈夫、丸洗いが出来るメリットを活かし、温泉などの風呂場に使われることが多い。また和紙畳は日に灼けない、水をこぼしても拭けばOK、ただし臭いはないといった特徴から飲食店にと、畳の活躍する範囲は大きく広がってきている。 畳はダニやカビの原因となるので敬遠する人も多いと聞く。畳はそれ自体が水分を吸収したり、逆に放出したりすることで部屋を快適に保ってくれるのだが、現代の住宅は気密性が高く、水分コントロールがうまくいかず、それがダニ・カビの原因となっているとのこと。勝谷さんは「窓を開けて通気をよくしたり、エアコンでこまめに除湿して欲しい」とお手入れ法を説く。 【メモ】 番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。 |
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