72:「カフェ・ドN.N.W.ナンワ」 【中央通商店街】
・昔ながらの味 弾む会話名鉄尾張瀬戸駅東の窯神橋のすぐ南。ピンク色、ペンション風の建物が「カフェ・ド・N.N.W.ナンワ」だ。手づくりの味にこだわった家庭的な雰囲気のカフェレストランで、店内は地元の人たちでいつもにぎわっている。 マスターは長谷川博康さん。蝶ネクタイ姿に髪をビシッと決め、店に立つ。長谷川さんによると、祖父が開いた「南和」という陶器店が始まり。先代が72席もある大型の喫茶店として業態を替えた。当時はすし屋、スタンドバーなどの店が並び、この辺りは市民から親しみを込めて“ナンワ通り”と呼ばれていたという。懐かしい当時の店舗の絵が、玄関に飾られている。同店は2004年、瀬戸市の「瀬戸川プロムナード線関連景観整備基本計画」に基づく道路の拡幅工事に伴い、店の規模をひと回り小さくしてリニューアルオープンしたが、ほかの店は姿を消した。 人気のメニューは、鉄板に乗ったイタリアンスパ、和風ハンバーグなど。焼きそばランチもあり、「昔ながらの味が楽しめる」と、常連客から親しまれている。飲み物では、ラテアートを施したカプチーノやキャラメルフレイバーカフェなどが人気となっている。コーヒーカップの小さな“カンバス”に、泡立てたミルクを注いで絵を描くラテアート。コーヒーインストラクターの資格を持ち、嫁いでからも店を手伝う娘の容子さんが担当する。 長谷川さんは「ナンワの味を楽しみながら会話がはずみ、お客さんの憩いの場となるような温かいお店であり続けたいですね」と話している。 【メモ】 |
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73:御菓子司「吾妻軒 本店」 【中央通商店街】
・工芸品のような美しさ名鉄尾張瀬戸駅から瀬戸川右岸沿いを東へ。神明橋を過ぎてすぐのところに「お遣い物ならここ」と、古くからの住民に頼りにされる老舗がある。1916(大正5)年創業の和菓子店「吾妻軒 本店」だ。 工芸品のような繊細で美しい和菓子で知られる。ロウバイ、福寿草など旬の題材を目にも美しく仕上げる上生菓子は、茶会での菓子としても人気が高く、茶道家、陶芸家らからの信頼も厚い。ショーケースには、常に10種類ほどの上生菓子と、こちらも季節感に富んだ干菓子が並ぶ。 のれんを守るのは、4代目店主の安藤礼一郎さん。妻の矢子(なおこ)さんが接客で支える。和菓子作りの名人と言われ、今も現役で店に立つ父・陽一郎さん(82)の教えをかたくなに守り、「添加物は一切使わず、素材の味を生かし、一つひとつ心を込めて手作りしています」と力を込める。 礼一郎さんは、伝統を守る一方、新しいデザインを取り入れた菓子も作る。古瀬戸小学校で毎年開かれる茶会用に、かわいらしいデザインの菓子を提供している。 同市のイベント「第13回陶のまち瀬戸のお雛(ひな)めぐり」(2014年2月1日〜3月9日)に合わせて、日替わりで「雛の生菓子」も作った。備中・岡山の白小豆を使った白あんに彩色した練り切りで、中におもち。「風味のよさと見た目の美しさに幸せを感じます」と来店客は話した。 瀬戸みやげ推奨品に登録されているのは「陶(すえ)の里」。白あんと栗を練り込んで茶わんをイメージした形に整え、まわりに煎った米粉がまぶしてある。やきもののまちならではの土産としてお薦めしている。 【メモ】 |
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