美濃利支店

224:「美濃利支店」 【新瀬戸商店街】

・変わらない御用聞きスタイル

愛知環状鉄道瀬戸市駅の近く、バロー新瀬戸店から道路を挟んで北側にある酒屋。LPガスなどの燃料も扱っている。昔ながらの御用聞きを日課とする3代目店主の安藤光夫さんは、「個人商売は地域とのかかわり、信頼関係が大事」と力を込める。

津島市出身の安藤さんは大学時代、瀬戸市西松山町で下宿生活をしていた。下宿先の近くに美濃利支店があり、同店でのアルバイトがきっかけで縁が出来、婿養子に迎えられた。
同店は、美濃市出身の義理の祖父が、たまりと燃料の店として創業したのが始まり。3男の義父が支店を、次男は本店(7年前に閉店)と燃料専門の事業所「丸美瀬戸燃料」を、長男は末広町商店街で「みのり鞄店」を営んでいた。現在は本店と鞄店は閉めている。

現在、酒や調味料類以外で力を入れているのが、全国各地の旬の食材の販売だ。本くずもちや銀座のせんべいなどといった菓子類をはじめ、ラーメンや梅干し、うずらの玉子の水煮などとさまざまな食品を扱う。水南、水野地区をローテーションを組んで巡回。「すべてのお客さんに週1回は顔を出せるようにしている」と忙しく駆け回る。
特に外出が困難なお年寄りらに好評で、「きょうは何を持ってきてくれた」と、楽しみに待ってくれている人も多いという。「電池を変えて」「すだれを買ってきてほしい」など頼まれごとも多く「気持ちよく動いてできる限り応えてあげたい」と安藤さん。

地域とのかかわりを重んじる姿勢は義父から学んだ。地元経営者の2世の団体や消防団、自治会活動にも積極的に参加。現在も消防団の支援団員や地元連区の防災リーダーを務め、「地元に根を張ることができていれば幸せ」と振り返る。
御用聞きをしながらしょう油1本、みそ1個から配達をする昔ながらの酒屋スタイルは「この先も変わることはない」と、安藤さんの地域密着の信念は揺るぎない。

【メモ】
瀬戸市水南町54の1
バロー新瀬戸店すぐ北側
TEL:0561-82-4765
営業時間:午前10時~午後7時(日祝日休み)
地図はこちらから

番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。
メール info@845.fm
FAX 0561-97-0845

毎日、御用聞きに回る安藤光夫さん 【写真をクリックで拡大】

毎日、御用聞きに回る安藤光夫さん 【写真をクリックで拡大】

力を入れている食品は、買い物カゴに入れてお客さんの元へ 【写真をクリックで拡大】

力を入れている食品は、買い物カゴに入れてお客さんの元へ 【写真をクリックで拡大】

店内に並ぶ日本酒類 【写真をクリックで拡大】

店内に並ぶ日本酒類 【写真をクリックで拡大】

バロー新瀬戸店と道路を挟んですぐ北側にある美濃利支店 【写真をクリックで拡大】

バロー新瀬戸店と道路を挟んですぐ北側にある美濃利支店 【写真をクリックで拡大】

 

当日の放送はこちらから↓

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