218:「瀬戸製パン」 【中央通商店街】
・給食用パンを提供瀬戸市の複合施設・瀬戸蔵の西側に位置するパン工場「瀬戸製パン」。県学校給食パン米飯協会・尾張部会に所属し、瀬戸と尾張旭市の小中学校や保育園など給食用のパンとご飯を製造販売する。パンは同工場で製造、ご飯は別の3社と協同で設立した事業所「アイラ」(同市日の出町)で手掛けている。 1942(昭和17)年、末広町商店街に創業した小売店「宝来パン」が始まり。アンドーナツやメロンパンなど菓子パンを手作りして地元住民に親しまれてきた。64年に県学校給食用パン委託加工工場に指定を受けると製造量が急増したため、現在地に工場を新設した。宝来パンは小売りを続けたが、15年ほど前に閉鎖。現在は給食事業をメーンに展開している。 2代目社長の中條博康さんによると、給食パンは県の統一規格に合わせて15種類ほどを製造する。当初は食パンやコッペパンなどが主力だったが、近年はクロワッサンやリンゴパン、米粉パンが登場するなど、時代とともにメニューも変わってきているという。 1976年に米飯給食が始まると、パン食に代わって米飯の提供回数が増えていった。このため、学校でのパン食の提供は減り、現在は瀬戸市で月に3回、尾張旭市で4回、保育園では5回程度となっている。1回当たり学校用として8000人分、保育園用に2500人分を提供し、前日に焼き、当日に配送する仕組みになっているという。 中條さんによると、宝来パン時代を懐かしみ、「当時のパンを焼いてほしい」と時折注文が入るそうだ。保育園では規格外のメロンパンや動物パンなどの注文もあり、「その日にタイミングが合えば個別のリクエストに応えることができる」と話す。 学校給食に当初から携わってきた同社。中條さんは、「これからも地域密着でずっとパンを焼きたい。小売り用にもできる限り対応できる体制も整えていきたい」と話している。 【メモ】 番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。 |
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