217:「シバタ薬局」 【品野商店街】
・地域とともに90年創業90余年。国道248号「品野町6丁目」交差点角にある「シバタ薬局」の3代目店主で薬剤師の川口遼子さんは、「私が子どものころからの人たちがずっと来ていてくれる。不思議ですね」と振り返る。地元密着で地域の人々に頼りにされる一方で、「育ててもらった面も大きい」と謙虚に話す。 外から見るとわからなかったが、ひっきりなしに地域住民が相談にやってくる。白衣姿で店先に立つ川口さんは、「医療に関する相談のほか、日用雑貨の要望や問い合わせも多いんですよ。気軽に立ち寄ってもらえるサロンのよう」と説明する。 同店では、相談を受けて置くようになった医薬品以外の品も目につく。蚊取り線香の横には大量の使い捨てカイロが。「クーラーで冷え過ぎて。カイロないかね」との要望からだ。ほかにも、コンニャク作りで必要な凝固剤「精製ソーダ」に、やきものづくりに必要な薬品類、減塩しょう油なども置いている。 古い店だけに訪れる客は高齢者が多い。「だからこそ相談スペースを広げるなど居心地のいい店づくりをと思うんですが、なかなか時間が取れなくて」と川口さんは申し訳なさそうに話す。 在宅で家族の面倒を見ている人たちの手助けや、外出が困難になったお年寄りには医師の往診のように出向いたりする構想もあるという川口さん。「これからも地域密着で、助け、助られてやっていきたい」と話している。 【メモ】 番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。 |
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