98:「すえひろ舎」 【末広町商店街】
・懐かしの駄菓子 組合の店末広町商店街振興組合(猪塚雅直理事長)が、今年2月に商店街の空き店舗を活用して開設した駄菓子屋「すえひろ舎(や)」。市民の手作り雑貨などを委託販売するレンタルスペースも設けている。組合の事務局機能も備え、4月以降は同所を拠点に組合員店舗の商品の宅配サービスや子育て・障害者支援など暮らしに役立つコミュニティスペースとして活用していく。 元たばこ屋の空きスペースに開設した。「単なる事務所にするだけではもったいない。この機会に誰もが集える場所にしよう」と計画した。組合役員の多くが“駄菓子屋世代”だったことから、駄菓子屋の形態を取ることにした。 店の真ん中に置かれた棚の上には、あめやラムネ、粉のサイダー、ミニカステラ、風船、スーパーボールなどの商品が150種類ほど並ぶ。1個10円から100円で、ほとんどが50円以下。「10円が3個だから、50円でおつりはいくらになるかな」と、子どもたちには買い物気分を味わってもらうとともに社会の勉強に。大人には昔を振り返る場として楽しめる空間となっている。 自治会や企業など団体向けの大口注文にも対応する。町内会のバス旅行や運動会などのイベントにと、「袋詰めしての配達などの相談も気軽にどうぞ」と呼び掛ける。 委託販売は、壁際の奥行き40センチ程度の棚などを区切って貸し出して実施する。毎月の更新で料金は大きさにより異なるが、1ヵ月1000円から。現在、出店者を募集している。 同振興組合では、「買い物弱者」といわれる高齢者や乳幼児を抱える母親らを支援するため、宅配サービスを実施する方向で検討している。組合員各店舗の商品を載せたカタログを配り、電話注文を受け商品を取りまとめて自宅まで配達するという仕組み。同振興組合の青山義仁理事(55)は、「利益を上げるための商売にこだわらず、社会貢献につながれば。来店できない人の役に立つサービスをきっかけに、商店街に足を運ぶ人が1人でも増えてくれればいい」と狙いを語る。 同所ではほかに、障害のある人たちが作品を発表できるギャラリーとしての利用なども検討しているという。 【あゆみ】 【メモ】 番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。 |
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