87:「ハヤシ事務器」 【效範西部商店街】
・細かな相談にも対応家庭用の文具やオフィス用の事務機器を幅広く取り扱う専門店。店舗での小売りと、官公庁や民間事業所などへの外商とが柱で、店主の林和比古(かずひこ)さん(62)、妻の恵子さん(61)が2人3脚で切り盛りする。 現在は外商が中心になっている。「デスクマットの形を変えられないか」「印刷物の仕様を変更したい」など、客からの細かな注文にも対応する。「フレキシブルさが大手との差別化かな」と林さん。 創業は1983(昭和58)年。高校を卒業後、文具卸店で18年間勤務したた林さんは「自分の足跡を残したい」と、脱サラして現在地の住居を改築して店を構えた。 開店から15年間ほどは店売りが中心だった。当時は、まだ少なかったキティちゃんなど、キャラクターのデザインされた文具類を多く取り揃え、他店との差別化を図っていた。「小・中・高校生に大変よく売れる時代が続いた」と林さんは振り返る。 また、そのころは朝8時から夜は10時まで店を開けていた。急な要り用で夜遅い時間帯や出勤、登校前に駆け込んでくる人もあり、「『空いていて助かった』などと感謝されると、地域密着店としての実感とやりがいを感じる」と、開業の喜びを語る。 10年ほど前のある日の夜、「不審者が付いてくる」と、20歳くらいの若い女性が助けを求めて店に飛び込んできたことがあったという。「この店の存在自体が防犯面で役立った。店にもいろいろな地域への係わりがあるものと、改めて考えさせられる出来事だった」と林さん。 時代とともにキャラクターグッズを扱うショップが大型商業店などに出始めると同時に、個人店では店売りが厳しくなった。このため、少しずつ外商に比重が移っていった。 林さんは、「書類の束など重たい商品が持てなくなるまでは現役で頑張りたい。どんな相談でも受けられる店として」と、前を見据えている。 【あゆみ】 【メモ】 番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。 |
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