83:洋食レストラン「Cocco Latte」 【南西部商業協同組合】
・新たな洋食を探究県道209号愛・地球博記念公園瀬戸線沿いにある洋食レストラン。地元の食材を優先的に使い、すべて手作りにこだわっている。気さくなオーナーシェフが腕をふるい、調味料やソースに工夫を重ね、日々進化をする“YOSHOKU”を目指している。 大きなガラス張りで明るく開放的な店内には、テーブル席が30席ほど。満席になる日も珍しくなく、専門店で修業を積んだオーナーシェフの廣瀬衛さん(45)と、妻の美里さん(41)が2人3脚で切り盛りする。 メニューには、ハンバーグやオムライス、パスタ、ピザ、魚、肉料理など50種類以上の洋食がずらり。廣瀬さんは「よく『お薦めは』と聞かれるけれど、その人が食べたいと思ったものがお薦め。どれも自信作」と胸を張る。 人気メニューの1つは、「ハヤシオムライス」。契約農場の朝摘み卵を溶き、香味野菜にバター、フォンドボー、サフランなどで炊き上げたブイヨンライスに合わせる。さらに水を一切使わずに、牛バラ肉や赤ワインなどを2日間かけて煮込んだハヤシビーフソースをかけて完成だ。 パスタもトマト・オイル・クリームソース系の3タイプを見ただけでも20種類以上がある。オイル系では、沖縄産の島唐辛子を泡盛に漬け込んだ調味料を使ったり、クリーム系では鶏ガラスープに生クリームを加えて煮込んだソースがあったりと、どれも独創性にあふれている。 昨年からは、地元の“瀬戸豚”を使ったメニューにも力を入れ、6日間かけて仕込んだ自家製ハムやステーキなどとして提供している。和牛と合わせたハンバーグステーキもある。廣瀬さんによると、「脂身がおいしく、肉自体にはくせも臭みもなく、料理人の味を乗せやすい素材」という。 洋食といえばトンカツや海老フライなどをイメージする人も。廣瀬さんは「私の中のこれからの洋食は、食後においしいデザートがあったり、前菜から始まるランチやフルコースもありなんです」。取材日のランチメニューにも、いずれも前菜2種盛り付きのパスタ類や、3種類のソースから選べるハンバーグステーキの日替わりランチが並び、本日のドルチェとして「サツマイモのモンブラン」(280円)、「苺のフワフワカスタードムース」(300円)が用意されていた。 廣瀬さんは大学の土木学科を卒業後、12年ほどイタリアンレストランなどの専門店で修業を積んだ。当初はバーテンダーから入り、「料理がおいしいとお酒もおいしくなることから、いつかは料理の腕も高めたい」との思いが常にあり、最終的に料理人への道に進んだという。 「最初はなかなかお客さんがつかなかった」と廣瀬さん。暇で時間があり、お客さんからの「特別なコース料理を」「バースデーケーキを」などと宿題をもらい、「それに向き合うことが勉強の機会にもなりました」と振り返る。今では週1のペースで足を運ぶ客も増え、「意見をいただいたお客さんには感謝しています」と話す。 近年では、歓送迎会や各種パーティー、披露宴会場としての利用相談もあり、それぞれに合わせたオードブルや洋風会席コースなどを提案してくれるという。「まだまだ知名度は低く、こつこつと精進していきたい」と謙虚に料理に向き合っている。 【あゆみ】 【メモ】 番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。 |
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