82:「でんきPAL池田瀬戸店」 【南西部商業協同組合】
・地域に頼られる店づくり県道209号沿いの幡野町に店舗を構える「でんきPAL池田瀬戸店」。尾張旭市緑町の本店(1972年創業)と2店舗で営業展開する。「即時対応と感謝の気持ち」をモットーに、地域密着型の「街の電器屋さん」として歴史を重ねている。 瀬戸店は取締役の福嶋豊店長(61)を含めて6人で切り盛り。福嶋店長は大学(工学部)卒業後、大手電気メーカーでエンジニアとして働いた後、本店へ入社。80年に瀬戸店が開設されると異動し同地域の顧客を広げてきた。 客の使用目的や場所、環境に合った製品を客目線で提案するなど、客と直接顔を合わせ、困りごとや相談を受ける中で信用、信頼を築いてきた。家電製品の販売、修理だけでなく、スイッチ類の取り換えなどの電気工事、太陽光発電、オール電化なども手掛ける。 販売の柱は、エアコンをはじめとする洗濯機、冷蔵庫、テレビなどの大型家電。「家電の販売が地域密着の基本で、創業時からこの姿勢は崩していない」と福嶋店長。使い方の説明や長持ちさせるための手入れの方法、故障時の対応など、家電量販店にはないきめ細かなサービスを売りにする。この結果、2010年度には、製品安全に積極的に取り組む事業者として、経済産業省の製品安全対策優良企業表彰「商務流通審議官賞」(小売販売部門)を受けている。 2013年10月には、瀬戸店の屋上に10キロワットの太陽光発電パネルを設置した。災害などで外からの電力が長期間止まるなど非常時に備えたもの。省力化と顧客への説明施工例であるとともに、地域貢献も目的とする。地上の駐車場横にコンセントが設けてあり、停電など非常時に地域の人たちに無料で開放するという。 福嶋店長が小学1年生だった1959年、伊勢湾台風で尾張旭市の自宅を全壊した。当時、地域の大勢の人たちの様々な助けがあり、助け合いの大切さを身を持って感じたという。「困ったときにはお互いさま。地域で助け合わなければ。電源の開放もまちの電器屋として当然のことではないでしょうか」と話す。 「一生懸命仕事をすることで街を元気にすることができれば」。頼られる店づくりを目指して、日々顧客と向き合っている。 【あゆみ】 【メモ】 番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。 |
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