214:「でんきPALおおば」 【末広町商店街】
・信頼でつながる家電店末広町商店街の宮川モールに面した家電店で、東芝の特約店。 店内に足を踏み入れると、アンティークな照明器具やノベルティ(陶磁器製の置物など)が目に飛び込む。水槽にはピラニアも泳いでいる。「大半が趣味の品。商品よりも多いですよね。お茶を飲みながらくつろいでもらいたくて」と、3代目店主の大庭孝一さんは笑う。 創業は戦後間もなくのころ。大庭さんの祖父が陶生町に開いたのが始まり。当時は家電品はほとんどなく、「電球を自転車に積んで売り歩いていた」(大庭さん)という。その後、現在の店舗の向い側に移り、25年ほど前に現在地に移転した。 大庭さんは大学を卒業後、大阪・尼崎市の家電販売のプロを養成する研修所で1年間学び店に入った。子どものころから配達を手伝っていたため、自然にこの道に進んだという。 店内には、家電製品があまり置かれていない。先々代・先代からの長い付き合いの高齢客が大半ということもあり、「店に来る不便をなくすため、電話による注文や修理の依頼でこちらからカタログを持って出向くスタイル」と大庭さんは説明する。 近年は、リフォームにも力を入れている。「家の中に入れる商売は電器屋くらいで、信頼関係で成り立っている」。このため、家電を含めて家の様々な相談につながり、「結果的にリフォームの仕事が増えてきた」と大庭さん。 今後について大庭さんは、「新規客が増える時代ではない」と危惧。「お得意さんからの紹介で商売が成り立っている部分が大きく、なにより信頼が大事だと考えている。このことをかみしめて店づくりをしていく」と話している。 【メモ】 番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。 |
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