203:「栗木毛糸店」 【效範西部商店街】
・安くておしゃれなものを名鉄瀬戸線水野駅を降りて南に少し歩くと白い外観が特徴的な「栗木毛糸店」がある。「この店は昭和32年に毛糸好きの母が開業させました」と語るのは、店主の大住三千子さん。 かつては毛糸とニット製品を売るかたわら、ニット教室も同時に開いていたので、当時小学生だった三千子さんは宿題をしながら店番を務めていたという。しかし毛糸とニット製品だけでは夏の売れ行きが良くないことから、三千子さんが店のメインとなった頃からは徐々に安くておしゃれな既製服も売るようになり、現在のスタイルが出来上がった。今では毛糸の売上は1割も無いほどに縮小してしまったとのこと。 栗木毛糸店の主な顧客層は50~90代の年配層。介護タクシーやデイサービスの車で遠くから来店する客もいるということで「店の宣伝は全くしていません。年配女性の口コミで広がっているのではないか」と三千子さんは分析している。 売上自体は縮小してしまったものの、“毛糸店”と銘打つだけあって毛糸の品揃えは今でも圧巻である。「毛糸1本をお持ちでしたらぜひ持ってきてください。当店でその毛糸に合う色のもう1本を選んでもらい、初めての方でも手編みのセーターを作れるよう無料で指導いたします」と三千子さん。既成品のセーターではなく、手編みのセーターの暖かさをぜひ知ってもらいたいという思いは強い。 今後も自身の心と身体の健康のために出来る限り店を続けていきたいとおおらかに笑う三千子さん。初めて訪れても、まるで友達と久しぶりに会ったかのように楽しく時間が過ぎてしまう、そんな魅力に満ちた店である。 【メモ】 番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。 |
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