ささやまフレッシュベーカリー

141:「ささやまフレッシュベーカリー」 【末広町商店街】

・こだわりの無添加パン

瀬戸市の末広町商店街のアーケード街の入り口の南にある。イーストフードや合成化合物を使わない無添加食パンに力を注いでいる。2代目店主の笹山詔二(ささやましょうじ)さんは、「しっかりした食感が持ち味。夏場はカビが生えやすいがこの味でなくては」とこだわっている。

1965(昭和40)年、母親がヤマザキパンの店として創業。笹山さんは大学卒業後にサラリーマンになったが、後継ぎとして70年に店に戻った。
75年ごろから大型商業店が市内に進出しはじめ、大型店ではどこもメーカー各社のパンを扱うように。そこで「差別化を図る必要がある」と、名古屋のパン製造会社で修業後、ヤマザキの看板を下ろし、オリジナルパン屋へと業態を変更した。

食パンは、ミルク入りとの2種類があり、通常のパンは1斤260円(1本780円)、ミルク入りが1斤300円(1本300円)。毎週木曜日に販売する予約制の山型食パンもある。国産小麦粉に北海道のメーカーのバターや脱脂粉乳(スキムミルク)、岡山・大山から取り寄せる牛乳など材料にもこだわる。
菓子パンも30種類ほどあり、一部は8年ほど前から長久手市内の県立大学に卸している。菓子パンは県大生の意見を取り入れ改良を加えて商品化されたものが大半。抹茶デニッシュ(150円)やピーナッツクリーム入りのミニバケット(140円)、小粒でバターの風味が豊かなミニワッサン(3個115円)など人気の商品となっている。サンドイッチもある。
店内では、新潟や京都、大阪の問屋から仕入れ店内で袋詰めする手作りの駄菓子も豊富。新潟産米を使った醤油味のげんこつあられ(360円)、太閤貝柱たまり(620円)など、お年寄りに人気が高いという。

笹山さんは、「安全な材料にかたくなにこだわり、お客さんに好まれるパンを作り続けることしかできない。これからもこのスタイルは変わらない」と話している。

【メモ】
瀬戸市末広町2の25
名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅から瀬戸川右岸沿いを東へ
宮前橋を南へ渡り、アーケード街入口のすぐ南
TEL:0561-21-6460
営業時間:午前9時~午後7時半(火曜休み)
地図はこちらから

番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。
メール info@845.fm
FAX 0561-97-0845

無添加食パンにこだわる笹山詔二さん、和代子さん夫婦 【写真をクリックで拡大】

無添加食パンにこだわる笹山詔二さん、和代子さん夫婦 【写真をクリックで拡大】

30種類ほどの菓子パンが並ぶ店内 【写真をクリックで拡大】

30種類ほどの菓子パンが並ぶ店内 【写真をクリックで拡大】

駄菓子も豊富に取り揃えている 【写真をクリックで拡大】

駄菓子も豊富に取り揃えている 【写真をクリックで拡大】

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