中華飯店「一番」

122:中華飯店「一番」 【效範西部商店街】

・オリジナルメニューに自信

名鉄瀬戸線の水野駅すぐ北、市道瀬戸新居線「松原」交差点角にある中華料理店。人気メニューは特製スタミナラーメン。お薦めは、聞き慣れない窯ぐれ丼、韓人丼。腕を振るう林雅晃さん(64)は、「ほかの店にないものを出したいね」と力を込める。

林さんの叔父が1968(昭和43)年に現在地で創業した。林さんは名電高校機械科を卒業後、「食べ物好き」が高じてレストランに就職したが、叔父から「店を手伝ってほしい」と声が掛かり転身。店を引き継いで40年になる。

スタミナラーメン(680円)は豚肉や鶏ガラ、たっぷりの野菜でスープをとり、ニンニク、唐辛子をきかせている。今でこそポピュラーなメニューだが、「店を始めた当時はめずらしかった」と林さん。叔父がまかないで作ったのがはじまりで、客にも出したところ評判になり、今では看板メニューとなっている。
「やきもののまちにちなんだメニューを作りたい」と、2年前に考案したのが和牛のスジ肉と直径2センチほどの太いゴボウがごろごろと入った窯ぐれ丼(680円)だ。窯ぐれとは窯場の職人の呼称で、かつて店の界隈にも多くの製陶所があったことにちなむ。濃い味を好んだ職人に敬意を表し、コチジャン、トウバンジャンなどでピリ辛の味付け。工夫は温泉玉子で、「玉子をからめながら食べるとまろやかにいただける」。
韓人丼(780円)は中華風のかつ丼。1本買いしたロースのかつの上に野菜たっぷりの甘めの半熟玉子あんがかかり、「しっかり食べたい人にお薦め」と林さん。
セットものも充実。昼時のラーメンランチ(770円)は6種類のラーメンから1品と、春巻き、揚げギョーザ、魚フライ、唐揚げのいずれか1品、小ライス付きでボリュームがあり、仕事途中の人の胃袋を満たしている。

「店が狭くお客さんに迷惑がかかる」と、当初から出前にも力を入れている。作ってから15分間のびない出前用の「麺」も取り入れて、作りたての味を届けているという。

林さんは、「店は古いが、常に進歩したいと思い誰もが食べやすいメニューを考えている」と話している。

【メモ】
瀬戸市松原町1の35
名鉄瀬戸線「水野駅」すぐ北。
TEL:0561-82-7703
営業時間:午前11時~午後2時、午後5時~午後11時
(日曜祝日は午後10時まで)
出前は午後9時まで(月曜休み)

番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。
メール info@845.fm
FAX 0561-97-0845

お薦めの「窯ぐれ丼」を手に林さん 【写真をクリックで拡大】

お薦めの「窯ぐれ丼」を手に林さん 【写真をクリックで拡大】

ボリューム満点の「韓人丼」 【写真をクリックで拡大】

ボリューム満点の「韓人丼」 【写真をクリックで拡大】

年季の入った店構えの中華飯店「一番」 【写真をクリックで拡大】

年季の入った店構えの中華飯店「一番」 【写真をクリックで拡大】

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