92:「波多野耕文堂」 【瀬戸新開地商店街】
・オフィス環境 改修提案瀬戸街道(国道363号)の市役所南交差点すぐ東に位置する「波多野耕文堂」。1937年に文房具屋として京町で創業し、64年に現在地に移転した。現在は文房具類の店頭販売と、外商によるオフィス用OA機器の販売・リース・メンテナンスを軸に経費削減に結びつくオフィス作りを提案している。 本格的な景気回復には程遠いなかで、法人は文房具・事務用品などの経費削減に知恵を絞っている。3代目の波多野耕司社長(38)によると、「業況の低迷で出費を抑えている企業もエコ推進や経費削減につながる投資には前向き」と語る。このため、IT機器のシステム化、ペーパーレス化など、「コスト削減効果につながるオフィス作りの提案が営業の柱になっている」。 既存のオフィスや施設の内装、OA機器のシステムを改修する際に、従業員らに現状の使い勝手や印象を聞き取る。運用開始当初の間取りや設備配置は業務実態に即していない場合があり、調査により問題点を浮彫りにして改修の設計に役立てる。「社員が働きやすいオフィス環境が整えば、業務効率の向上とともに業績が上がり、その結果、経費やコスト削減にもつながる」と波多野社長。 同社では、「機器類は故障するもの」と、常にトラブルを想定。専門技術者を育成して営業チームに配置するなどメンテナンス・サポート態勢を整えている。復旧に時間がかかるほど会社の損失は拡大する。「復旧技術はもとより、なぜ故障したのかを顧客に明確に説明できるようスキルアップを図っている。ここがパートナー企業として信用につながる大切な役割」と強調する。 波多野社長は大学卒業後、キャノンに入社。営業畑を歩み3年後、先代が病に倒れたことから店に戻り、その2年後に社長に就いた。社内では最若手で、地元企業者の集まりでも圧倒的に若かった。「大変な状況になったと心配したが、逆に若いゆえにかわいがってもらった」と、当時を振り返る。 助けられた経験があるからこそ、「若手の働きやすいオフィス環境づくりとは」と、常に意識してきたという波多野社長。その結果、「オフィスからその環境を整えることができることに気付いた。当社もオフィスリニューアルで成功した企業の1つ。実例を基にお客様に提案をしている」と語っている。 【あゆみ】 【メモ】 番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。 |
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