62:「イトーKT」 【瀬戸新開地商店街】
・創業65年 レンタルにも力3兄弟で1949年に創業した老舗オートバイ店「イトーKT」。現在は長兄の2代目の伊藤達也さん(長男、56)、賢司さん(次男、52)、大輔さん(4男、45)、雄一郎さん(5男、33)の4兄弟と、達也さん、賢司さんの妻も加わり経営を支えている。2代にわたる兄弟営業で信頼を培い地元の愛好家らに親しまれている。 国内大手メーカーをはじめ、台湾などのアジアンバイクも取り扱う。4年前からレンタルバイク事業にも力を入れている。 前身は、「伊藤兄弟商会」。当時は自転車の販売、整備が中心で徐々にオートバイや車も扱うようになった。「イトーKT(けいてい)商会」を経て現社名になった。この間、車部門はマルマ自動車(同市福元町)として独立した。 社長の達也さんによると、かつては10〜20代の客が多かったが、現在は40代以上が中心。「〝リターンライダー〟ですね」。家庭や仕事が落ち着く年代で、金銭的にも余裕ができ若いころに憧れていた大型バイクを手に入れたいという人が目立つという。逆に、若者や主婦に売れていた原付きは、軽自動車の台頭などであまり出なくなった。 一方で、乗りたいときに好きなオートバイを借りられる「レンタルバイク」は好評だ。ガソリンの高騰や不況、駐車場の問題などから愛車を手放すライダーが増えたことが背景にあるようだ。原付きから1000cc超の大型まで揃えている。ツーリングに借りたり、中長期の出張で来瀬し、仕事の足代わりに使ったりとニーズは高いという。 同店では、購入を検討する場合のレンタルを勧めている。「高速を走るなどしっかり確かめてからの購入が安心ですよね。レンタル料金のキャッシュバック制度もありますよ」。また、1人で乗るのが不安という初心者に対しては、専門スタッフが乗り方や楽しみ方を教えるレッスン付きレンタルもある。 料金は9段階に細分化され、日帰りで借りる場合、原付きが1500円~、250ccで8000円~となっている。15分、1時間、4時間といった短期のほか、1泊2日、最大1年間の長期割引レンタルもある。 1999年の50周年で、社屋を3階建てに改築した。1・2階のショールームには、新車・中古車が常時200台程度並び、「いつも、おかげさまで」の気持ちで客を迎えている。春から秋にかけてはユーザーに募ってツーリングイベントなどを企画して、オートバイの楽しさの輪を広げている。達也社長は、「もっとお客さんとのコミュニケーションを取りながら、バイクの魅力を伝えていきたい」と力を込めた。 【あゆみ】 【メモ】 番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。 |
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