235:「カラオケ喫茶 ちょっと」 【南西部商業協同組合】
・カラオケ愛好者のオアシス2001(平成13)年に緑町にオープンした「カラオケ喫茶 ちょっと」。ママの大津節子さんが前にやっていた店を閉める際に常連客から「ぜひまた店をやって欲しい」と頼まれたことがオープンのきっかけとなった。一風変わった店名の由来は以前大津さんがドライブ中に見かけた店の名前が「ちょっと」であり、それが印象に残っていたことから気軽に決めたという。 「ちょっと」の基本のシステムは飲み物を1品注文し、カラオケは10枚綴りで1000円のチケットを購入して歌うというもの。ちなみに毎月10日と20日は15枚で1000円となるサービスデーとなっており、購入客が集中するとのこと。店内には立派なステージが備えられており、しっかりとした音響設備もあいまって、誰でも気軽に歌手の気分を味わうことができる。客席は30名程度が最適だが、詰めて座れば最大50名程度が入ることができる。 利用客の殆どは70~80歳代がメインで、常連客はそれぞれ来店する曜日が決まっているという。どうやらグループ同士で「何曜日はお稽古事、何曜日はカラオケの日」などと決めているらしいとのこと。また、貸し切り営業も好評で人数がまとまれば、一人あたり2000~3000円程度で気軽に利用できる。特に年に2回春と秋に女性限定で行われる美空ひばりの曲のみを歌う「ひばりの会」は盛況だという。 カラオケを中心とした店だけに、大津さんも歌はお好きなのですかと質問してみると「私は歌いませんね」という意外な答えが返ってきた。しかし人が好きで、接客業が好きという大津さんは高齢の客が楽しそうに歌っているのを見ていると「まるで亡くなった自分の母親が楽しんでいるようで、とても嬉しくなるんです」と笑顔を見せる。「ちょっと」には歌唱指導も細かいルールもなく「どなたも好きに楽しんでいただければいいと思います」と語る大津さん。そんなおおらかさが魅力の「ちょっと」は来年の3月22日(日)に尾張旭市文化会館あさひのホールで「15周年記念歌謡祭」を開催する予定。140名前後の出場者に加え、プロの歌手や和太鼓グループもゲストに迎えるなど、盛大なイベントとなる模様。 「これといって特に何も無いのですが、これからも身体に気をつけて元気に楽しく過ごしてお店を続けたい」と今後の希望を語る大津さん。高齢客がくつろいでカラオケを楽しめる店として今後も多くの利用客に支持されていくだろう。 【メモ】 番組に対するご意見・ご感想をぜひお聞かせください。 |
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